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「毎日が感動」そんな世界を求めつつ日々走り続ける。「労働組合運動に活気と元気」をモットーに、専従役員8年目。
趣味/料理(そば打ち、パスタ、餃子、ビビンバなど)、大工仕事、農作業、園芸など。 ライフログ
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今日、県地・自治体問題研究所の総会と「記念講演」が開催された。
「記念講演」は、自治体問題研究所・理事長の加茂利男・大阪市大教授だった。特に印象に残った点(フレーズ)は、大阪市役所のいわゆる「厚遇問題」を出発点にして、すべての自治体の問題に拡大し住民の批判に結びつけ、自治体職員との分断をはかり最終的には様々な手法を駆使して「自治体の役割と守備分野を民間企業に明け渡すリストラを達成する」ことを最終的な出口としていると指摘されたこと。 さらに、「『憲法改正』と地方自治が深く関わってすすめられている」という指摘で、道州制とその先に地方公共団体の長を住民の直接選挙から間接選挙による「任命」に近いものに変えてしまうことを企図していると説明されたこと。そして、政府自民党を中心とする「改憲勢力」が盤石な体勢ではなく矛盾が多いことにもふれながら、「憲法改正」の流れは戦後の一時期にも存在し、自覚した個人や団体の運動による世論の高揚で、「改憲勢力」を追いつめ自民党が「憲法改正」を棚上げという結果となり、その後「小泉首相の誕生まで」スリープしていた時期があったことを明らかにするとともに、「運動こそが原点」の立場であらゆる分野・機会を通じて大きな流れにすることが重要と講演の中で強調された。 その上で、この間の自治体合併にふれながら、「合併だけでなく分離・分割ということも合わせて特例措置として選択肢を増やすことが重要」と解明され、今後の自治体のあり様についても詳しく提言されました。最後に、和歌山新時代として当初の計画通りにいかなかった合併と合併を契機にした「住民自治」の新しい運動の高まりを発展させて、県全体を視野に入れた分権型自治運動につなげることで、和歌山の新たな発展方向を示すことが求められていると期待を込めたメッセージで講演を締め括りました。 自治体の運動に関わるものとして、「個々の課題や専門分野の運動が活発におこなわれているが全体として大きな流れとのたたかいに集約するという点で弱点となっている」と指摘されたことは、気持ちとぴったりでストンと落ちて何かすっきりした気持ちになった。
by negoroshu
| 2005-05-28 22:43
| 憲法をくらしに
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